天地わたるブログ

1951年2月長野県伊那市生れ。上智大卒。鷹同人(星辰賞・新葉賞受賞)「流星道場」など三つの句会の座長。 野山に食べ物を探す野生果実ハンター。

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

相模川をわたり蕗採りに

日連大橋から見る相模川 人立ちし舟たもとほる霞かな 目を耳をかすめる羽虫川薄暑 蕗採りに風吹く川をわたりけり きのう高尾の先の藤野駅で降りて相模川を渡って蕗を採った。 いつも越える小山を迂回して回り込む道を行き2度も迷った。最初はわけのわからぬ…

多摩川で俳句のネタ探し

桑の実の生育が気になって多摩川河畔へ来た。 3本の桑は実を鈴なりにつけているがやや小ぶり。今季の収穫後のこぎりで枝を切ろう。肥料をやってもいい。 最近とんと俳句ができないのでなにかきっかけがないかと思っていたら、柳絮が飛んで来た。 瀞の水けだ…

艦長と呼ばれたい

きのう横浜港に停泊する氷川丸を訪れた。 ここ2か月ずっと戦争文学を読んできて船を見たくなり横浜港へやって来た。 この船は85回目の誕生日とかでそれを祝う生花があちこちにしつらえられていてまるで生花展のようだ。 爆発事故で沈んだ戦艦陸奥や、本来…

暗号に代る鹿児島弁

伊号潜水艦乗員とスバス・チャンドラ・ボース(インドの独立運動家) 吉村昭『深海の使者』(1976年/文藝春秋)は、第二次大戦時、杜絶状態にあった日本とドイツをつなぐ新連絡路をひらくため数次にわたって大西洋とインド洋、日本海間を行き来した日本…

日本の安全保障は最悪

よりにもよって首相官邸の屋上へドローンの侵入を許すとは……それもいつ飛来したか時刻を特定できぬとは…… 日本の安全保障がなっていないことを象徴的に世界に知らしめてしまった。 以前から日本はスパイ天国といわれて久しいがこれに対して何の方策も立てて…

改憲は九条のみでいい

最近出た『文藝春秋』5月号の 「安倍首相よ、正々堂々と憲法九条を改正せよ」という記事にひかれた。副題に「自民改憲草案は知能レベルが低すぎる」にも注目した。 記事は舛添要一氏(東京都知事)、小林節氏(慶応義塾大学名誉教授)、三浦瑠麗氏(国際政…

府中市市議選の言葉

府中市市議選の宣伝カーが往来するようになった。 おととい共産党の選挙カーがきて自民党市政が推し進める市庁舎新築をやめて保育園の充実を、と叫んでいた。 市庁舎がどのくらい老朽化しているのか情報が来ないしその新築プランも聞こえてこない。共産党の…

句会に年下の男性来る

アケビの花 きのう田無の「イング」で月例のひこばえ句会を催した。 当句会は参加者が増えているがぼくのほかは女性ばかり。ぼくより年齢の下の50代の女性は一人。ぼくも64歳と若くはない。 日本全体が老齢化する中、若い人は生業に励んでいる。そんなお…

故郷伊那で俳句を語る

橋爪教務主任が作った好評のパンフレット きのうわが郷里の伊那市北福地の集会センターで、「歌の幼稚園ふるさと」が催された。39名が集まって賑やかであった。 ぼくはずっと「歌と俳句のコラボ」というコーナーを担当。歌と俳句に共通する要素を掘り下げ…

今年のプロ野球はおもしろい

ゆうべは降雨のためDeNA対巨人選が中止になってしまった。ああ横浜には屋根がなかったかのだ。 DeNAの打撃はきわめて魅力的。梶谷、筒香、ロペスのクリーンナップの迫力は血圧を高くする。頭部に死球を食らったバルディリスははやく復活してほしい。貧打巨人…

君は死ぬかさみどりに咲く桑を見ずに

アパートの敷地に一本の桑があり花が咲いた。桑は若葉が吹いてから2、3日遅れて花がつく。 花といっても地味だ。 桑の実を採るのが念頭にあるので花に気づいたのだがそうでないと通り過ぎる。 われのほか誰が顧みむ桑の花 桑の花を見ていたら水原秋桜子の …

小田原俳句大会の賞品

きのうの藤田湘子記念小田原俳句大会。 特選以上の賞の受賞者がいただいた賞品のなかで割と気の利いているのが湘子の句を記した暖簾(あるいは手拭)である。 ほかには「湘子帖」、これは俳句を書く手帖である。 妻は「金一封が出ないのなら暖簾は洒落てるわ…

藤田湘子記念小田原俳句大会

小田原文学館の藤田湘子コーナーから 藤田湘子がこの世を去って4月15日で10年。小田原に生れ小田原の文化と風光の中で育ち、東京へ出てからも定期的に当地で指導句会をひらき弟子たちを薫陶した湘子を記念して、鷹俳句会と小田原俳句協会、小田原市との…

天皇がパラオへ行く不思議

天皇がパラオ訪問を熱望していたという気持ちは理解できる。が、当地を訪問できるというのがピンと来なかった。 テレビには大統領をはじめ当地の人々が歓迎しているさまが映る。この世のものではない景色のような気がした。 現天皇には前天皇(裕仁)が起こ…

上から目線に粛粛と

6日の菅官房長官と沖縄県の翁長知事との会談に注目した。 まさか翁長知事から「粛々と進める」という表現に対して「上から目線だ」というような発言がなされるとは思いもせず唖然とした。 いま世の中のいたるところで「上から目線だ」と言って相手を批判す…

今年も桃が食えそう

つとめるアパートの近くの公園の桃が咲いた。紅白が青空に映える。桃は桜とほぼ同じとき花が咲く。 桜より色が濃く豪華。おまけに実がなる桃はすばらしい。 たぶん7月に食える。 花が散っても実がふくらむさまを眺めて楽しみがはじまる。わくわくする季節だ…

遠い日の戦争

今年は太平洋戦争後70年らしいが、吉村昭『遠い日の戦争』(新潮社 1978年)における「遠い」は戦後のせいぜい10年ほどのことをテーマにしている。 終戦の詔勅が下った昭和20年8月15日、福岡の西部軍司令部の防空情報主任・清原琢也は、米兵捕虜を処刑し…

詰め込み過ぎた森

映画「イントゥ・ザ・ウッズ」はひとことでいえば「詰め込み過ぎた森」である。 童話のパロディでそのネタはシンデレラ系、赤ずきん系、ジャックと豆の木系、ラプンツェル系と多岐にわたりそれらが入り組んでいる。 これらの人物たちがが森の中で錯綜してイ…

東海大札幌であったなら

おととい敦賀気比の優勝で終わった第87回選抜高校野球大会。 決勝戦で負けた東海大四(東海大学付属第四高等学校)はしばらく神奈川県の学校と思っていた。 決勝戦になって「北海高校以来の活躍」などと聞いて、えっ、北海道の学校かと驚いた。 敦賀気比は…

東海大四のポーカーフェイス君

第87回選抜高校野球大会はまれに見る好試合であった。 高校野球はベスト8の闘いがハイライトで決勝戦は割とワンサイドのつまらない展開になりがちだが敦賀気比と東海大四の実力はほぼ互角で近年にないおもしろいゲームであった。 ぼくは東海大四のエース…