天地わたるブログ

1951年2月長野県伊那市生れ。上智大卒。鷹同人(星辰賞・新葉賞受賞)「流星道場」など三つの句会の座長。 野山に食べ物を探す野生果実ハンター。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

野草の油煮になってしまった

クコの芽を中心に「掻揚げ」にしようと写真の食材を揃えた。前回よりころもを濃くしたが食材間のまとまりを欠き、天ぷらというより油煮になってしまった。 掻揚げの食材は、サクラエビ、貝柱、イカなどと辞書にあり葉物は邪道であったと悟った。 油の摂取過…

岩佐なを詩集『ゆめみる手控』

岩佐なをさんから詩集が届いた。ぼくより4歳下の66歳だから早稲田図書館勤務は終わっているかなあ、とまず思った。 なをさんはWikipediaが人物紹介をするほど知名度のある方で、ざっと以下のように紹介されている。 銅版画で蔵書票(エクスリブリス)を多…

ラグビーの報道が少くてよかった

敵陣深く攻め込むサントリー(黄色) きのう7時からトップリーグ第5節、サントリー対トヨタ自動車を見ることができた。この試合は27日に行われたものの再放送である。トップリーグは野球のセ・リーグ、パ・リーグのように2ブロックに分かれていて、この…

久々のKBJ句会

きのう国分寺のKBJKITCHENで句会をした。8名集まった。 先日御嶽神社から郵送されてきた色紙、捨てようとしていたらブログを見た人が句会の景品にしたらという、ああ、それがいい。最高得点者とぼくの特選の人に。 最高得点者がまさ子さんと弘子さんであ…

鷹4月号小川軽舟を読む

小川軽舟鷹主宰がその4月号に「両翼」と題した12句。これを山野月読と天地わたるが合評する。山野が○、天地が●。 パイプオルガン両翼ひろぐ雪の朝 ●この楽器は大きくて左右対称です。その豪華絢爛を「両翼ひろぐ」と形容しました。割と平凡な見立てで季語…

天地わたる春の散歩コース

意識して歩くことが最近ぐんと減ったが1週間に1度ほどは散歩をする。春はあちこちに芽が出る。食えるものが一斉に出て来る。散歩という悠長なことをしている暇がもったいなく野や川へ繰り出しているのである。 しかし食材に追われてばかりいるのはよくない…

到来した賞状と色紙

武蔵御嶽神社からきのう郵便が届いた。 入選した奉納句2句に対する賞状2枚と色紙2枚である。賞状はわかっていたが賞品が色紙とは。杉本洋という画家の作品で扇の柄らしいが扇ではない。額へ入れて飾るものなのか。 いずれにせよ、賞状も何もかもぼくは飾…

タラの芽全開たらふく食う

近所にこんなにあるとは感激 いままでタラの芽は四月末、黄金週間に採るものだと思っていた。それはたまたま会社勤めの都合であることがわかった。店に出ていたのは栽培で工夫しているのだと思っていたが現実は3月から出る。 とにかく今、いろいろな芽がい…

宮部みゆきのおもしろさの秘訣

2013年3月11日第1刷/PHP研究所 『桜ほうさら』、ざっと以下の内容である。 舞台は江戸深川。 主人公は、22歳の古橋笙之介。上総国搗根藩で小納戸役を仰せつかる古橋家の次男坊。 大好きだった父が賄賂を受け取った疑いをかけられて自刃。兄が蟄居の身とな…

捨てられぬ聖書

「日の下に新しきものなし」という言葉をよくつぶやく。俳句をやっているとしゅっちゅう似たような句を目にし、この言葉を思い出す。 類想を嫌えと師匠は言うが類想ゆえに作品は多くの人に理解されるのではないかという反論も生じる。新しいといったところで…

府中市2チームの明暗

きのうの昼テレビをつけるとトップリーグの、サントリーと東芝が激突していた。画面にLIVEとある。先週土曜日、雷雨で中止となったのをやり直していたのだ。 見始めのたのが前半終了時で東芝は零点、サントリーが38点取っていた。勝敗の興味はもはやな…

春たけなわ天ぷら佳境

ふきのとうは丈が伸びておしまい、いよいよクコの季節になった。きのう自転車を駆って多摩川の是政橋付近の堤防へ行った。 クコの群生地№2である。№1は讀賣新聞社前の河川敷。ここは芽を摘まず花を咲かせ秋に実を摘むことにした。芽や花を摘むのは是政橋に…

腰を落として脇を締めよ

大相撲三月場所、久々に白鵬が出て鮮やかに2連勝した。やはりこの人が主役かと思ったら3日目から休んでしまった。とたんに「夏芝居監物某出てすぐ死 小澤實」を思った。白鵬は監物某のような端役ではないのだから詐欺ではないか。 横綱がまたもや不在で団…

モールトライと一物俳句と

上の写真はトップリーグ第4節、トヨタ自動車VSサニックスにて前者(緑のユニフォーム)がモールを組んで押し込んでトライを取ったシーンである。モールの最後尾の選手がボールを保持していて彼がゴールラインに達したときボールを地に着けてトライとなる…

多摩川に緑が出た

きのう老女が京王線の敷地に手を伸ばして何か採っていた。見ると土筆であった。多摩川にもあるのではと出かけたがそれはなかった。 さてクコはどうなっているか。もう芽がぞくぞくと出ていた。しかし摘むとなると小さい。もう少し大きくなるのを待つことにす…

懐かしい奉納俳句

きのう武蔵御嶽神社から手紙が来た。 さて、第48回武蔵御嶽神社奉納俳句において貴殿の句「靄深く沈めて山や魂迎」が秀逸に、「老鶯や雨のそぼ降る靄の中」が佳作に入選されました。 という内容であった。 差出人が 武蔵御嶽神社宮司 須崎裕 奉納俳句担当…

宮部みゆき『おまえさん』

2011年9月22日第1刷/講談社 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の…

叱られている春の夢

妙な夢であった。ぼくは編集者でありデスクにいる。前に上司がいて先方からクレームが来たとぼくに苦情をたらたら述べ、それにぼくが言い訳しているという構図である。先方がプロの作家かどうかは判然としないがとにかくしっかり対応できなかったことを述べ…

ささくれの指に水浸む納税期

年金生活者でも納税期というのがある。はした金だがその入りに関する仔細をお上に報告しなければならない。 ぼくは経理とかが苦手で妻に任せている。妻もはじめは不案内だったが数をこなすうちに要領を覚えたらしい。まあ家計の数字に携わってきたから難易度…

わんわん俳句

孫と付き合うことが日常となって日本語はいかに擬音語と擬態語が多いとあらためて感じている。童話「迷子の子猫ちゃん」の聴かせどころは、「わんわんわわんわんわんわわん」であり「にゃんにゃんにゃんにゃんにゃなん」であり、おまけに「泣いて」と頭韻ま…

言葉を獲得する子ども

結はあとひと月で2歳になる。最近発する語彙の数が急増している。 「じい」や「でんしゃ」より長い語彙を発するようになった。発音は細部が不完全だが「あんあんまん」は「あんぱんまん」であり、「ああぱっぱ」は「はなかっぱ」(NHKの幼児向き番組)を…

高野ムツオのベスト5句

高野ムツオの50句を読み終えた。将棋では対極を終えた二人の棋士が「感想戦」をやる。いわば復習である。われわれもおさらいをしてベスト5句を選んだ。 情念を支えるファンタジー 天地わたる 高野ムツオさんとは一度面識がある。2016年8月20日松山…

『俳句』3月号高野ムツオを読む(ラスト)

撮影:渡辺典一氏(放置された福島の牛) 高野ムツオ(小熊座)が月刊『俳句』3月号に寄稿した50句を天地わたると塩山五百石が3回に分けて合評する。「昨年十二月六日、浜通りの被災地、同年二十三日、福島第一原子力発電所を訪れる」との前書付き。 天…

『俳句』3月号高野ムツオを読む(その2)

福島第一原発 1・3号機 (2021年2月20日/NHK ) 高野ムツオ(小熊座)が月刊『俳句』3月号に寄稿した50句を天地わたると塩山五百石が3回に分けて合評する。「昨年十二月六日、浜通りの被災地、同年二十三日、福島第一原子力発電所を訪れる」との前書…

『俳句』3月号高野ムツオを読む(その1)

福島第一原子力発電所(Wikipediaより) 高野ムツオ(小熊座)が月刊『俳句』3月号に寄稿した50句を天地わたると塩山五百石が3回に分けて合評する。「昨年十二月六日、浜通りの被災地、同年二十三日、福島第一原子力発電所を訪れる」との前書がついてい…

美は乱調にあり

近所の道端に椿が落ちた。この花は木についているときより地に落ちて華やぐ。いや、華やぎのほか腐乱を濃厚に感じる。栄光と没落を一身に引き受けているような奴で好ましい。 落椿殿御乱心召されしか 凌辱にはあらず椿の落ちたるは ピカソの目いかに動くか落…

宮部みゆき『この世の春』

2017年8月30日発行/新潮社 宮部みゆきの時代物が好きで最初に読んだのが『荒神』、以後『三島屋変調百物語』シリーズにはまった。新進の作家のものに迫力を感じなくなり久々手にした本書に感激した。とにかくおもしろく、上下約800ページを二日で読んで…

パソコン帰る

2月27日パソコンをみどりさんに預けた。それが今帰った。足あけ6日で直してくれた。 ぼくの言った修理内容を完璧にクリアしてくれたほか、中枢の何か(ぼくには名称がわからない)の部品を取り換えてくれて、反応スピードが3倍向上した。前は立ち上げる…