天地わたるブログ

1951年2月長野県伊那市生れ。上智大卒。鷹同人(星辰賞・新葉賞受賞)「流星道場」など三つの句会の座長。 野山に食べ物を探す野生果実ハンター。

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

鷹2月号小川軽舟を読む

小川軽舟鷹主宰が鷹2月号に「都市美」と題して発表した12句。これを天地わたると山野月読が合評する。天地が◆、山野が◇。 フィン干して十一月の海静か ◆フィンは潜水のときつける平たいゴム製の道具ですね。この小道具が「十一月の海静か」のよいアクセント…

乾パン齧りオペまたオペ

不世出の外科医にしてわが盟友の山田幸子からきのうメールが来た。 ヒートショックの季節 1月29日(14:16) 今日、朝いちで来た急患は、ヒートショックの妊婦さんでした。私はスタッフにギネ(産婦人科)へすぐ運んでと指示し、私も急いでギネへ行った。親…

脚がパンクした

瀟洒な雰囲気の「国分寺整形外科リハビリクリニック」 きのうKBJ句会の会場へやっと辿りついた。左脚の太腿の裏が痛くてまともに歩けず立つこともおぼつかない。午前、徒歩で1キロ歩いて賃仕事に行ったとき痛みはあったが歩くことはできた。現場へ着いてから…

乾ルカ『コイコワレ』

中央公論新社 本書のたぬきさんが読書メーターで本書の内容を以下にまとめている。 「第二次世界大戦の学童疎開を描いた話。蒼い目を持つ清子が疎開した先の寺には大きな耳を持つリツがいた。出会う前から互いの気配を感じて憎悪し合う関係だったのが、終盤…

もっと表現精度を上げよ

先日行った「ひこばえネット」においてけっこう点が入った句を検証する。皆さんがあまりに物を見る目と言葉に鈍感と思われるからである。たとえば以下の句。 掌に抱く赤子の初湯かな C.K なんと4人が採った。 K男:掌がいいと思いました。 М女:掌に抱く、作…

安青錦の横綱問題

キース・へリングデザインの化粧回し 大相撲初場所は、新大関・安青錦が決定戦12勝3敗で並んでいた熱海富士を倒して優勝した。新大関優勝は50年ぶりとか。おまけに連続優勝、称えられてよい。これで来場所は一気に綱取り場所となるようで、マスコミはそれに…

鷹新年例会 気を吐く

小川軽舟主宰(右から2番目)奥坂まや(左端)のほか鷹3賞受賞者たち きのう竹橋の如水会館で行われた鷹中央例会新年句会に出席した。289人の投句があったが誰よりも早く投句して1番の小生の句、 海原を祓う旭や漁始 天地わたる は大いに気を吐いた。小川軽…

町を歩けば店に当たる

三代目 志蔵 豆富 先日、スマホのラインが流通しなくなって吉祥寺のジェイコムショップを訪ねた。店の人が見れば「なんだこんな調整ができないのか」と驚くようなことだろうが、できない。案の定そのようで、インターネット接続のオン・オフに店員が気づくの…

13勝せよ安青錦

安青錦(左)、磐石の攻めで熱海富士を寄り切る 大相撲初場所はきのう、12日目。3人いる2敗力士の勝敗が最大の関心事であった。その3人とは、安青錦(大関)、熱海富士(前頭4)、阿炎(前頭12)。 まず阿炎が琴櫻に吊り出されて3敗に後退。次に安青錦と熱海…

拝啓!受験生諸君

先日、3軒先の坪山さんが「あなたの俳句が新聞に出ているわよ」と言ってその新聞を持って来た。その記事を以下に記す。 ************************************************************** 【よみうり寸評】(1/17 読売新聞夕刊) 「勉強は何のためにするのか…

AI男と結婚した生身の女

アレイナ・ウィンターズさんとAI夫 きのう、NHKテレビが朝7:25ころ伝えた「生成AIと“結婚”」に注目した。アメリカ人女性、アレイナ・ウィンターズさんを知った。さらに彼女のことを調べようとネットを見たら彼女についての記事は無く、もっと密度の濃いカッ…

アイスクリームの時間

きのう、結をハビ―立川教室へ連れて行った。結と同年齢の子4人と合同であったから4月の入学準備セッションなのだろう。1時間半もやった。いつもは結の父か祖母が付き添うがきのうは小生の担当。「終ったらアイスクリーム屋へ行くのよ」と妻に言われていた。…

川越宗一『大日の使徒』

2025年9月/PHP研究所 読書メーターでharumiさんが本書の内容を以下のようにまとめている。 日本にキリスト教を伝えたザビエルに通訳者として仕えたヤジロウという人物の物語。実在した人だが詳細は不明なのでどこまでが創作なのかわからないが、キリスト教…

霧島大関復帰濃厚

もろ差しで寄り立てる霧島(右) きのうは大相撲初場所の7日目。次の大関をめざす関脇・霧島と前頭筆頭・義ノ富士の一戦に注目した。義ノ富士は横綱二人に快勝した勢いがあり小生が大関候補とみる一人。立ち合いは義ノ富士の圧力がまさったが霧島はもろ差し…

山火事は遠かった

梁川駅から西を見る。このあたりは火の気配は皆無 きのう、ふと、火事の扇山が気になった。賃仕事を早く終えて電車に乗った。 扇山と百蔵山はセットでむかし20回くらい歩いた。梁川駅から歩いて二つの山のピークを通って川沿いに猿橋駅に至ると約5時間であっ…

ふくよかな和菓子の肌女正月

さくらさくら 大黒餅 鹿児島在住の鷹同人C.Kから先日、和菓子が届いた。彼女は「ひこばえネット」の発足をブログで告げるとただたちに応募した最古参のメンバー。毎月、小生の厳しい指導にめげずに句会に参加している。「今年もよろしくお願いします」と殊勝…

千両の実には希望をたくせ

Z.Оさんから寒中見舞いのはがきが来た。彼はネット句会のメンバー。そこへ先月、彼が自信をもって出し小生がダメ出しした句の背景を書いてきた。未練があるらしい。 その句は、 同胞の相次ぎオペや実千両 であった。1点入ったが小生は「次々手術でゆゆしき…

次の大関は誰か

3日目、取り直しとなった伯之富士(左)と霧島 大相撲初場所、きのう3日目、いちばん注目したのは、関脇・霧島と前頭3の伯之富士の一戦であった。霧島は先場所11勝してかつて大関であったころの勢いを取り戻しつつある。一方、伯之富士は、横綱・大の里キラ…

横綱ひいきの判定

大相撲初場所、3日目。横綱・大の里に挑んだ宇良が見せた。寄り倒されそうになった低い体勢でこらえて大の里をかわした。横綱が飛んで静止画像では一瞬先に手をついた。行司軍配は大の里に上がりもの言いがついた。 協議の結果、取り直しになって横綱が勝っ…

擬人化の甘い誘惑

1月12日の読売俳壇で、小澤實選第1席の以下の句に注目した。 ひゆうと鳴きかたかたと鳴り鍋焼来 星野 暁(大津市) 【小澤實評】擬人化というレトリックを用いた句はあまり採りたくないのだが、掲出句は鍋焼きうどんのしだいに煮え立ってくる様子がしっかり…

歩数計依存症

荒れた草地と向こうの30段の組合せの良い場所(武蔵国分寺公園) スマホの画面の増える数字が歩数であることに気づいたのは2024年の3月ころであったか。そのころから日記に歩数を書き込むのが習慣となった。数字が増えるのは面白いし、豊かな気分になる。 小…

救急車いらっしゃい

カテーテルとその先のステント 盟友の外科医・山田幸子の近況を彼女からのメールを中心に伝える。 素手で心臓マッサージ(1月9日) 出勤してすぐ心肺停止のクランケが来た。80歳の女性。心筋梗塞と見た。 救急隊員に停止後の時間を聞くと「15分」と。スタ…

原田ひ香『ランチ酒』

平成29年11月/祥伝社 犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。孤独を抱え…

KBJ句会1月27日

1月もはや9日。正月気分も遠くなりました。冬至から2週間たち「枝移る禽の賑はひ日脚伸ぶ 沖山政子」というように日差しの変化を感じます。大相撲初場所が終るころは「積み替ふる堆肥の湯気や春隣 天地わたる」と春の気配を感じているかもしれません。 見過…

水曜日だけ売るおはぎ

きのう、シルバー人材センターへ入会、登録の手続きに行った。約束の11時よりかなり早く着いたので自転車を止めて、少し歩いたら100m先の「おはぎ」の字が目に入った。 こんなところにおはぎの店があったか。ここへ来るまでに途中、黒鐘の小山を7000歩歩いて…

玉岡かおる『帆神』

2021年8月25日/新潮社 「北前船を馳せた男 工楽松右衛門」というサブタイトル付き。 「夢の帆」は俺が作る――。江戸海運に革命を起こした男の堂々たる航跡。播州(現在の兵庫県)高砂の漁師から身を起こし、豪胆な船乗りとして名を揚げ、時代を先取りする海…

ドクターX初春をはばたく

女神アテナ 1月5日、友人の不世出の外科医・山田幸子からメールが来た。山田は新年早々、長く在籍していた心臓血管外科からER(救急救命室)へ移動してそこの部長に就任した。 ************************************************ 今日出勤したらT医長が「今…

暗ーーい歌留多

「どうやって遊ぶの?」と妻が不満そうに差しだしたカード。歌留多らしい。ほかの歌留多と同じで、「絵札」と「読み札」でできている。 左:絵札 右:読み札 上から くりやりんごやジャカルタや てらす満月とジャカルタ はるがきて桜とジャカルタ へやにスイ…

さて初場所はどうなる

住所は仮寓 「でかい面」のモデルは、豪ノ山である。1月場所、前頭9に位置づけられている。力士はなにもかもでかい。顔もでかいが千代の富士や貴乃花はそうは感じずハンサムと思った。豪ノ山は特別顔がでかい。いつだったか初日から5連勝した場所があったよ…

恐るべき黒田朝日

世紀の大逆転。往路優勝の黒田選手 きのうの第102回箱根駅伝。信じられない展開が山登りに待っていた。 青山学院が1区小笠原が16位と出遅れたとき、優勝はむろん、5位以内に入るのも難しいだろうと思った。2区で飯田が5人抜きの快走で10位に浮上させたとき…