天地わたるブログ

1951年2月長野県伊那市生れ。上智大卒。鷹同人(星辰賞・新葉賞受賞)「流星道場」など三つの句会の座長。 野山に食べ物を探す野生果実ハンター。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大手町合同庁舎第3号館でクラスターが起る

29日、府中市コロナワクチンコールセンターへ電話したら、「いま大変混雑しているので……」と言う。予想通りであり電話するのをやめた。ばかばかしいことで時間を費やしたくない。 政府は新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、自治体が運営するのとは別…

汽車ぽっぽは火で動く

ユーチューブで煙を吐く汽車を飽くことなく見入る2歳児に本物を見せようときのう、郷土の森公園に繰り出した。自転車の前かごに子どもを入れるのは短い距離ではしばしばやっているが府中市の最南端まで6kmある。距離が長いと危険が増すので体調のよさと決…

青山文平『遠縁の女』

本

2017年4月15日/文藝春秋 「機織る武家」「沼尻新田」「遠縁の女」という中篇3篇を併せた268ページ。 内容(「BOOK」データベースより) 「機織る武家」血の繋がらない三人が身を寄せ合う、二十俵二人扶持の武家一家。生活のため、後妻の縫は機織りを再開す…

花咲かせ出を待つ果実たち

2月から草や葉物を食べてきて4月の末、果実の花が咲きだした。先日、胡桃の花を見たとき桑の雄花を知らなかった。 桑の雌花は上のような、ゲジゲジと見間違えるようなしろもので、緑が5月中旬に赤くなりやがて黒く熟す。5月15日に摘みはじめ、下旬は桑…

予防接種は若い世代から

どこにもワクチン接種予約開始日がない文書 先週金曜日、府中市から新型コロナウイルス予防接種に関する通知が来た。封書の中に、ワクチン接種毛券、問診票、全体の解説書が入っていた。 解説の文言がやたら多くてわかりにくい。要するに、「府中市新型コロ…

鷹5月号小川軽舟を読む

小川軽舟鷹主宰がその雑誌の5月号に、「驚きて」と題して発表した12句。これを山野月読と合評する。山野が○、天地が●。 春めくや妻のしばらくゐない家 ●5句先に「妻の無事……」がありそれと関係して読んでしまいました。「しばらく」ですから帰るという安…

もう咲いた多摩川の胡桃

これは桑の木にあらず。葉が似ているが花がまるで違う。さて、加藤さん、何でしょう? きのう6時半に家を出ると多摩川へ行きたくなりそうした。みどりさんと胡桃の花を見る約束をしていて生育状況が気になっていた。「約束の胡桃の花の下見なり」である。 …

紙はセロファンを脱いで来い

アパートにタイムカードのたぐいがないのでサボってもわからない。けれどメールボックスのうしろの箱にビラが溜まって2日であふれる。前任者はビラがあふれて勤務状況がばれてクビになったとか。 管理人室でコーヒーを飲み青山文平を読んでいると窓を叩いて…

ニューヨークの自転車デモ隊

今週の日曜日の夕方、散歩帰りに自転車に乗ったデモ隊を見かけました。100台近くの自転車が通りいっぱいに広がり、ファーストアベニューを進んで行きました。 このデモはミネソタ州で4月11日に黒人男性、ダンテ・ライトさんが白人女性警官に取り調べを受ける…

青山文平『鬼はもとより』

本

2014年9月30日第1刷/徳間書店 【作品紹介】 どの藩の経済も傾いてきた寛延三年、奥脇抄一郎は藩札掛となり藩札の仕組みに開眼。しかし藩札の神様といわれた上司亡き後、飢饉が襲う。上層部の実体金に合わない多額の藩札刷り増し要求を拒否し、藩札の原版を…

2歳と85歳のトレーナー

国分寺市、お鷹の道 新型コロナウイルスを感染を抑えるために外出自粛が叫ばれるなか高齢者の運動不足が指摘されている。ぼくの知りあい(俳句関係の高齢者)も外出を極度に怖がる人が大勢いる。 けれど人には外へ出なけければならぬ機会が多々ある。 まず二…

サンショウでタラの葉を盛り立てる

タラの葉がぐんぐん大きくなった。もう不味いのでないかと思っていた先日、孫を雨の公園で遊ばせたとき隅にサンショウの木があることに気づいた。 いい香りである。これでタラのかなり大きい葉を食べようという気になった。タラの葉は若干固くでも蒸すと調理…

青山文平『江戸染まぬ』

本

2020年11月5日第1刷/文藝春秋 「つぎつぎ小袖」 「町になかったもの」 「剣士」 「いたずら書き」 「江戸染まぬ」 「日和山」 「台」 という七つの短篇を集めている。 【文藝春秋の作品紹介】 江戸に生きる人々が織りなす鮮やかな人生。“青山流時代小説”…

フキをサラダにする

おとといフキとツワをあわせて50本ほど採って煮つけた。やわらかかったので半分弘子さんに進呈した。 そのとき、黒鐘公園はずれの今まで藪の中であったところのフキが優れていた。今までここはフキノトウのみ摘んでいてフキは細くて硬いので軽視していた。…

結社歳時記「南風」を読む

月刊「俳句」は巻頭近くに「結社歳時記」なる企画がある。月変わりでいろいろな俳句結社の作品を取り上げていて、4月号は「南風(なんぷう)」を掲載している。 南風精鋭35名の35句を小生と塩山五百石が合評する。天地が●、塩山が○。 時候*************…

府中市のマンホールにもの申す

きのう片町文化センターへ本を借りに行くと漫画の絵の描かれた丸いものが展示されていた。ずっと前からそこにあったようだが初めて興味を持って見た。 それは漫画「ちはやふる」のキャラクターであった。広瀬すずが演じた綾瀬千早がいた。 片町文化センター …

タラは美味いがカラシナはえぐい

きのう採ったタラの若葉はキャベツ、豚の挽肉とあわせて炒めた。きのう昼飯の惣菜にし今日もこれを食べる。茎もやわらかて美味い。 しかし、カラシナは思ったより苦みとえぐみが強い。去年もっと馴染んだ記憶があるが今年はアクをつよく感じる。さてどうする…

多摩川でカラシナを摘む

もつこり土こんもり草や春日和 今朝7時半多摩川のいつものところへ行った。4日前花を摘みに行ったとき、スギナの緑にはっとした。3月の半ばツクシを当地で探したがなかったが、今こんなにスギナがあるのならツクシがあってよかったはずである。そんな疑問…

季語は登山道である

きのう小生が50代に川柳をやっていたことを書いた。時実新子さんは季語というのがわからなくて俳句でなく川柳をやったと聞く。小生は川柳をやって季語の威力に目覚めたのであった。そのことをかつて書いていた。以下のように。 **************************…

時実新子の思い出

一つの家に二世帯住んでいて7月に一人増える。隙間を作るため妻が音頭を取って妻と小生の持ち物をできるかぎり廃棄し、家の中の物を移動している。その過程で懐かしい文書が出来した。 「週刊朝日」が連載した「川柳新子座」がそれである。川柳新子門下生М…

光を求めて描き続ける103歳

横浜市在住の画家・井上寛子さんの個展が東京・世田谷の画廊「Gallery ACCA」で4月18日まで開催されている。それをきのう見た。 井上さんは103歳で今もなお絵筆を持つ。この個展を知ったのは娘の大野静子さんからのはがきによる。静子さんも画家、寛子…

撮り鉄に魅せられて

写真:中井精也 「撮り鉄」という言葉に遭遇したのは数年前、NHK学園俳句添削講師をしていたときのこと。そういえば線路付近でカメラを構えている人たちがいるなあ、と思ったものである。その言葉が一句のなかで落ち着かず土を鋤き起こすように分解したこ…

タラは若葉と覚えたり

庭にある20本のタラの木 ふきのとうを天ぷらにした後クコの芽、桑の葉、柿の葉などに挑んだが素材が油を吸い過ぎた。それで天ぷらから撤退したが、きのうアパートの庭にタラを見ると若葉の勢いがいい。そうだ、去年炒めて食べてうまかった。天ぷらならさら…

多和田葉子『星に仄めかされて』

本

2020年5月18日第1刷/講談社 本書を版元が以下のように宣伝する。 世界文学の旗手が紡ぎだす 国境を越えた物語(サーガ)の新展開! 失われた国の言葉を探して 地球を旅する仲間が出会ったものは――?Hirukoがつくり出した独自の言語、〈パンスカ〉が見知ら…

赤鬼青鬼ともに譲らず

左:神戸製鋼コベルコスティーラーズ、右:パナソニックワイルドナイツ ラグビーのトップリーグはいよいよ佳境。ホワイト・カンファレンスに属す5戦5勝どうしの神戸製鋼とパナソニックがきのう神戸総合運動公園で激突した。当地は雨で試合開始時刻が1時間…

余震と乱暴と

3月のひこばえネットでこのような句が出た。 十年を経て余震なほ春の闇 作者の名誉をかんがみ細部は違えたかもしれぬが大筋こういう傾向の句であった。一読して余震と春の闇の取り合せに惹かれた。が、十年経て余震は実感がないのと、「余震なほ」が鬱屈し…

鈴木田俊二・砂で描く空気感

「85歳画伯の厄落とし」として当ブログ(2月14日)に取り上げた鈴木田俊二さんをきのう、上野の東京都美術館に訪ねた。ここで第71回モダンアート展(4月2日~16日)が開催されていてきのうが初日。画伯は仲間たちとの会合に出席することもあり四…

ニューヨークのワクチン接種事情

左:接種のひとこま、右:あるドラッグストア ニューヨークに在住のテリー(斉藤照枝)さんからメールと写真が届いた。紹介する。 ******************************************************************************* 先生、ご無沙汰しています。3月は納税申…

ぽっと点る小さな春

2月の末、弘子さんと俳句のことを話した折、今年初の花をあげた。「小さな春です」と言って。 まだ寒い時期でたいがいの花は出ていない中、これは健気であった。丈が15㎝ほど、両の手でつつめるほどの嵩で黄花は慎ましく茎はコリコリ硬く生命力を感じた。 …