2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧
船戸与一は『満洲国演義9 残骸の夢』のあとがきで、「小説は歴史の奴隷ではない が、歴史もまた小説の玩具ではない」と書いている。 歴史は客観的とされた事実のつながりによって構成されているが、それによって小説家の想像力が封殺されてはならない。単に…
是政橋。こちら府中市、むこう稲城市、右から左へ多摩川は流れる。 年末大掃除はやらないが今月に入ってから小刻みに掃除してきた。年賀状も小刻みに書いてきてそうやることもない。寒波の風が収まったきのう、また、ふらっと多摩川河川敷を歩いた。是政橋を…
荻原規子『レッドデータガール』 熊野古道の玉倉神社。そこの娘鈴原泉水子は、電子機器を壊してしまう特異体質。幼なじみの相楽深行と共に東京の「鳳城学園」へ転校する。泉水子は姫神が憑依する女性の家系であり、相楽深行はその家系を守ることを使命とする…
団地冷ゆ画鋲ばかりの掲示板 老朽化して住む年限が尽きようとしている団地か。住人のほとんどが立ち退き住む人はまばら。告げることもないゆえ貼るビラがほとんどなく使った画鋲ばかり目立つ。高度成長期の栄光とその衰退の象徴であろう。道路、架橋も同様の…
鷹1月号が来た。 この号の最大の見ものは鷹俳句賞、鷹新葉賞、鷹新人賞の発表とその選考座談会での論評である。 受賞者は鷹俳句賞に志賀佳世子、鷹新葉賞に西山純子、畠梅乃、鷹新人賞に川原風人。 選考座談会での論評は毎年厳しい。そしてもっとも勉強にな…
試合後のインタビューに答える木村圭吾選手(八王子学園八王子高校) ひこばえ句会の木村弘子さんから孫がバスケットボールの選手であると最近聞いた。八王子学園八王子高校の3年生の木村圭吾選手。それだけならどうということもなかったが、「スラムダンク…
きのう当ブログにコメントが来た。 発信元は「武蔵野プレイス ビブリオバトル担当」で以下の文面。 「昨年実施いたしましたビブリオバトルについて、ブログに掲載いただきありがとうございます。関心をもってご参加いただいたこと、誠に嬉しく思います。 武…
はっきりとした目的を持たずぶらぶらしたくなって多摩川へ行った。俳句を書く気持ちも乏しかった。何度も行っているから景色は予想できた。けれど歩きはじめると枯れの豊かさに心躍った。府中市郷土の森博物館から関戸橋の間のたかだか1キロほどが楽園に思…
きのう黒鐘公園を歩いていたらまだそれはあった。4、5日前にもあった物で最初はブイかと思った。白さと汚れ方でブイと思ったが近づくと大根のようであった。 きのう手に取ると生もので蕪か大根で、桜島大根のような気がした。こんなに質量のある物が降って…
きのう讀賣新聞が多摩版で「秘境写真野外で体感」という見出しで関野吉晴さんの野外写真展「地球の貌」を報じた。関野吉晴さんが五十年近く撮りためた写真を「関野吉晴ワンダースペース」を補う形で武蔵野美術大学共同研究の助成を得て、「地球永住計画」の…
2、3日前に鷹編集長から電話が来た。 竹岡一郎句集『けものの苗』について論評して欲しいという依頼。むろん無料で手間がかかるが引き受けた。ぼくが彼の立場なら断られると困るし、ブログは書くが鷹へは書きませんとは言えない。 本棚にまだ『けものの笛…
おとといの屋形船、ぼくにとっては何年ぶりかの忘年会であった。知っている人は4人ほどで、うち3人は顔と名が一致するていど。それでも臆することがなかったのは俳句があったからである。 17名ほどの寄合いで船尾のほうに俳句をやる9人がかたまり、船首…
総武線・小岩駅前に来た送迎バス 江戸川のどこかにある船の係留地 きのう屋形船に乗って東京湾をめぐった。18:30~21:30の3時間。 巡回掃除人の門脇利男さんから誘われて応じた。彼は「小岩走ろう会」に属していて、貸切にした船のほとんどがその…
きのう福岡のミセスМからお歳暮が届いた。ほかのお歳暮は頂く理由がわかるのだが彼女の場合わからない。強いて理由を探せば何年か前ネット句会に誘ったことだがそのアドバンテージはもはや消えているだろう。 ほんとうに義理堅い人である。 コーヒーの詰め合…
ぐっと冷え込んできて風呂へ入りたくない。脱ぐだけで冷えて血圧が上がりそう。妻はジムの風呂に入り家のを使わない。すると風呂場じたいが冷え冷えと感じる。 きのうは雨が降り寒くずっと炬燵にもぐっていたがこれじゃまずいと、雨が上がると自転車でプール…
船戸与一『満洲国演義』の7巻は「雷の波濤」。 敷島太郎が官僚、次郎が馬賊、三郎が軍人、四郎がアナーキストという立場を異にし、「追従」「無関心」「肯定」「否定」という四つの機軸でストーリーを展開する、とある人は本書をまとめている。満州国を多角…
マスコミが「今年の10大ニュース」などという企画をぶち上げる季節となった。わがひこばえ句会の句稿をながめていてざっと回顧する気になった。いらっしゃった方全員の句を載せていないが、ぼくが採った句を無造作に並べてみる。 先日、讀賣新聞多摩版の俳…
ひこばえ句会。きのう12時50分に句会場の田無公民館に着いたとき人の熱気に気圧された。 龍ヶ崎から初参加者が2名、地元から初参加者が1名。2回目の参加者が3名。17名136句の句会となった。この人数は少ない月のざっと2倍である。 元締の芙美…
きのう、ついにテレビの画面が暗くなった。音が消えて絵は映っていたが絵もついに消えた。 音がない状態で最後に見たのがラグビーであった。これは音がなくても審判のジェスチャーでほぼわかった。 テレビがないと娯楽がぐっと減る。時間がえらく余る。しか…
初蝶や出だしひよろつく猫車 中島よね子 百姓のせがれであった小生は春先なんどもこういう経験をした。猫車は二三歩を経ないと歩行が安定しない。「出だしひよろつく」は実態をしかととらえるとともにユーモアがある。よね子さんもたぶんサラリーマンの娘で…
本日の讀賣新聞は文化面で、「主要俳句誌が相次ぎ終刊」と報じている。 取り上げたのは鷹羽狩行の「狩」、加藤楸邨の「寒雷」、金子兜太の「海程」。「狩」は片山由美子が「香雨」と衣替えしてスタート。「海程」の後継誌は「海原」というらしいが誰が指導す…
登坂のダンプの気炎終戦日 小澤光世 気炎と擬人化したところに焼跡から復興した人々の営為を匂わせる。そこが終戦日の句として新しい。 空映す瞳になりて青き踏む 小澤悠人 空を見てならありそうだが「空映す瞳になりて」などとナルシズムに耽溺するのに驚い…
鷹12月号には同人がこの年気に入った自分の一句を載せる企画がある。小生が鷹に入った平成2年初めて見たこの欄は輝いていた。自分もはやくこの欄の一員になりたいと思ったものである。 514名の514句のなかから気になるいくつかを読む。 雪に落つ物…
ひと月ほど天日干ししていた枇杷の葉をヤカンで煎じた。葉っぱの量と水の関係がわからないからテキトー。煎じる時間もわからないので4分弱火で煮た。 熱いときは色も味も薄かったがそのまま置いておいたら濃くなって苦みが出た。水を足して温めると飲みやす…